まだ平成24年11月の現時点では案の段階ですが平成27年1月1日以後の相続又は遺贈により取得する財産にかかる相続税について基礎控除額が現在の「5,000万円+法定相続人数×1,000万円」から「3,000万円+法定相続人数×600万円」大幅に引き下げられる可能性があります。

具体例で見てみますと相続人が配偶者と子供2人の場合、現行法においては相続財産が8,000万円までは相続税がかからなかったのが、改正後においては4,800万円を超えると相続税が生じることとなってしまいます。この改正により特に地価の高い都心などにおいては相続税の納税義務者が数倍に増加することが予想されます。

高い税負担に苦しまないためにも今まで以上に正しい税知識によって早めの対策を練ることが必要となりそうです。